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パンレシピコンクール 応募要項/賞品
一次審査の模様二次審査及び表彰式受賞入賞レシピ

リスドオル40周年記念パンレシピコンクール 一次審査(書類審査)を行いました

2009年6月30日から9月12日まで募集致しましたパンレシピコンクールですが、多数ご応募いただきありがとうございました。前回のコンクールを上回るエントリー数でした。 ご応募およびご案内いただきました皆様に心より御礼申し上げます。

さて、去る9月29日(火)に日清製粉本社の会議室にて、厳正なる審査会(一次審査:書類審査)を行いましたので、ご報告申し上げます。

コンクールを通してパンの未来を広げたい

すべての作品を並べた審査会場 まずは、当コンクール開催について審査員の先生方とあらためてテーマを共有致しました。当コンクールではパンの技術を競うのではなく、「Bread for Next Table~パン食の可能性が拡がる未来の食卓~」のテーマの通り、ベーカリーに携わる皆様と一緒にパンの未来を創っていきたいと考えています。もちろん審査にもその目線がはずせません。材料や工程の工夫やパンの出来も重要ですが、「こんなシーンで食べてみたい!こんなパンなら食べる機会が増える!」、募集テーマにした「健康・元気・癒し」を感じるなど、想像が膨らむ・可能性を感じる作品を、広く知ってほしいと思っています。

個々に選定した作品に付箋を貼る審査員方 そして今回はリスドオル使用という条件がありました。これには2つの意味を込めています。まずは40周年記念をきっかけにリスドオルのよさを改めてお伝えしたいと考えました。皆様に育てていただいたリスドオルは特徴ある小麦粉だと思っています。そしてフランスパンだけに留まらないまだ見ぬ可能性を持っていると感じています。皆様のお力でそれを引き出してほしいと願いました。もうひとつは、ハード系のパンのおいしさを多くの人に知ってほしいと考えました。実はまだまだ需要の少ないカテゴリーです。しかし料理との相性のよさ、食べ飽きない味など、ひとたび本当のおいしさを実感すると忘れられない体験となります。ベーカリーに携わる方はご存知でも、広く一般の方々はなかなかその機会を得られず、いつも決まったパンを食べているかもしれません。そんな方々にハード系のパンのおいしさを体験してほしい、もっと身近に感じてほしいと思っています。そしてベーカリーの皆様からも伝えてほしいのです。このコンクールが少しでもそのきっかけになれたならと思っています。そして、ひとりでも多くの方にパンの持つ広がりを感じてもらえたら、そこからパンが好きという気持ちが大きくなったなら素敵だなと考えています。

丁寧にすべての作品に目を通して、一次審査実施

真剣に意見交換を行う審査員方 さて、具体的な審査ですが、Webからご応募いただきました作品と郵送でいただきました作品とで審査に違いがでないよう、どちらも同様のフォームで審査員の方々に見ていただきました。数日間かけてすべての作品に目を通していただいてから、一次審査会場にお集まりいただきました。あらかじめ個々に選定いただいた作品に付箋を貼っていき、付箋のついた作品から一次通過作品を選定していきました。

素晴らしい作品ばかりで、皆様の本気度が伝わってきます。テーマや材料のおもしろさ、しっかりとした特徴づけ、リスドオルをいかした工程など、作品の完成度の高さに驚きました。これはきっとおいしいに違いないと、勝手にイメージがどんどん膨らんでいきます。作品の写真も素晴らしく、応募用紙を見ているだけで食べたくなり心躍っていましたが、審査員の方々は選定が大変だったと思います。はじめて触れる材料には自らインターネットで調べられたり、じっくりと工程表を見ながら繊細に想像されたり、ほかの審査員の方と意見交換されながら真剣に且つ楽しみながら選定されていました。

(写真上)真剣に意見交換を行う審査員方(写真下)審査は佳境へ 一次審査の数時間だけでも審査員の先生方のパンへの情熱が伝わってきました。審査前に審査方法について話し合ったのですが、公平で納得性のある審査をするためにという視点を大切にされていました。二次審査では参加される方々にはあらかじめこれを伝えよう、全員にこれを聞こうなどひとつひとつ丁寧な提案をいただきました。単にコンクールの審査をするという気持ちではなく、パンの未来やベーカリーに携わる方々の将来についてまで真剣に考える、その一環としての活動なのだと感じました。理想を持たれる先生方だからこそでてくる言葉があり、この有意義な時間を皆様に伝えていきたいと感じました。二次審査の報告では賞の発表だけではなく、先生方の、そして参加される方々のお考えや想いもあわせてお伝えできたらと思っています。今後ともどうぞご期待ください。

*一次審査通過の方にはすでにご連絡させていただきました。

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