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チーズが魅力のパン&サンドイッチ

パンとの相性は抜群のチーズ。さまざまな種類があり、それぞれに特長があります。香りや味わい、とろける食感やビジュアルなど、チーズを生かしたパンやサンドイッチが好評のお店を取材しました。

本郷ベーカリー本店

東京・本郷でイタリアンレストランを運営する会社が手がけるベーカリー。“イタリアンのシェフがつくるパン”をテーマに80種類ほどをラインアップ。惣菜パンにも菓子パンにもレストランで培われた要素を取り入れ、チーズを使ったアイテムを多数揃えています。

本郷ベーカリー本店

住所
東京都文京区本郷2-26-11
電話
03-6801-8755
営業時間
9:00~20:00
定休日
なし
本郷三丁目駅から徒歩2分

マスカルポーネ入りの究極な食パン

マスカルポーネの香りが際立つ食パン
食パンが並ぶ棚の中央には「究極ギフトエディション」780円(税込)

パンづくりには5種類ほどのチーズを使い分けているという同店。なかでも、一番人気は生地にマスカルポーネチーズを練り込んだ本郷食パン「究極」です。商品担当の原田繁之さんにお話を伺いました。

「イタリアンがベーカリーをはじめるにあたって、ほかのお店にはない特色あるパンをつくろう、と開発したのが『究極』です。イタリアンではおなじみのチーズ“マスカルポーネ”をはじめとした素材にこだわり、低温熟成発酵(16~18時間)でじっくりとおいしさを引き出しています。そして、なんといってもマスカルポーネならではのやさしい風味、豊かな香りが特長です」(原田さん)。

北海道産のマスカルポーネのほか生クリームも配合し、味わいも香りも贅沢な食パンですが、敢えて甘さは抑えています。キャッチコピーは“流行りよりも究極な素朴を…”。
「毎日の食事パンとして飽きずに召しあがっていただけるように、ブームになった高級生食パンとは一線を画しているのがこだわった点です」と原田さん。

「究極ギフトエディション」のスリーブ内側にはスライスのガイドライン

マスカルポーネ入りの「究極」生地を使った食パンは2種類あります。1斤サイズの型で焼き上げた「究極ギフトエディション」は、香りや水分をしっかり閉じ込めて、しっとりきめ細やか、耳までやわらかです。敢えてスライスはせず、パッケージにオリジナルのスリーブを巻いてギフトにもぴったりの仕様に。スリーブの内側には「究極」のこだわりと、おすすめの食べ方や保存方法、4枚、6枚スライスする際のガイドライン付きで、おすすめは4枚切り。お客様がナイフを入れた瞬間に放たれる香りと、おいしさを存分に楽しんでほしい、とのお店からの想いがあふれています。

日常づかいのお客様に向けては、同じ生地を2斤サイズの角食型で焼きあげ、1斤を6枚切り、4枚切りにスライスして販売しています。

「どちらも同じ配合の生地ですが、型と生地量の違いでそれぞれ違ったおいしさが生まれます。また、食べきれないときは冷凍保存をおすすめしています。マスカルポーネが入ることで、その風味とともに、含まれる脂肪分により水分保持性が高まるため、解凍したときに焼き立てそのままのしっとりした食感をより再現しやすい、という効果もあると思います」(原田さん)。

チーズを生かした人気アイテムが続々

手のひらにのるサイズの食パンから生まれる多彩なバリエーション

同店のもう1つの人気シリーズが、食べきりサイズの「手のひら食パン」です。特注の型を使い、ふたをしないで焼く山型タイプのため、よりふんわりと軽い食感です。
山型食パンそのままの形で手のひらにのるサイズ、チーズをはじめ、さまざまな具材やトッピングで彩られたビジュアルは華やかで、お客様の目を惹きつけます。店舗では十数種類、催事ではさらに限定アイテムが加わることもあります。

「プレーン」280円、「めっちゃチーズ」350円(各税込)など多彩な「手のひら食パン」
小さな食パン型を5連にした特注の型

「手のひら食パン」から派生した「カレーパンの王様」は、パンフェスのコンテストで金賞を受賞した人気アイテムです。パン生地でカレーフィリングを包んで揚げるのではなく、焼き上げた「手のひら食パン」に生クリームとバターをふんだんに使用した本格洋風カレーをはさみ、クセのないナチュラルチーズをのせ、卵液にくぐらせてパン粉をまぶして揚げています。

「小さな食パン型のカレーパンというのは他店にはない新しい形だと思います。揚げたあとの中に空洞ができず、みっちりと具材が詰まった満足感が得られます。揚げている間にチーズが流れ出さないように、パン粉のつけ方がポイントになります」(原田さん)。

「カレーパンの王様」420 円(税込)
とろけるチーズがたっぷり

こだわりの素材を使った「究極」でサンドイッチなどをつくる際には、どうしても“みみ”など切り落とす部分が出ます。自慢の食パンを無駄なく生かそうと生まれたのが「本郷チーズケーキ」です。パン屋がつくるチーズケーキとして、見た目も食パンそのものになるよう、試行錯誤しながらつくり上げたそう。

土台と周りにまぶしたパウダーには「究極」の切れ端を活用。クルトンにしてからさらに細かく粉砕し、土台用はバターとグラニュー糖を混ぜてクッキー状に焼き上げ。まぶす用は、少し淡い色のパウダーに仕上げています。
チーズケーキは国産のクリームチーズにホワイトチョコレートを配合し、ベイクドチーズケーキとレアチーズケーキの間くらいの濃厚な食感です。1個1個の型に入れて焼き上げ、その上に土台をのせて、型から取り出したらまわりにパウダーをまぶす、というとても手間暇をかけたレシピです。

「本郷チーズケーキ」 380円(税込)
まるで角食パンのようなビジュアル

「伝説のラザニアパン」は、レストラン初代シェフのスペシャリテを再現。ラザニアシートは使わずに、「究極」の生地とデニッシュ生地を合わせたハイブリッドな生地に、ミートソースとベシャメルを何層か重ねています。ベシャメルソースには少し引きのあるナチュラルチーズを混ぜて、グラタン皿からソースがあふれるようなイメージに仕上げています。

「伝説のラザニアパン」380 円(税込)
チーズを使ったお店イチオシアイテム。右はマスカルポーネチーズ入りの「本郷プリン」)
コロッケのサンドにチーズソースでおいしさをプラス

そのほかにも、チーズを生かしたアイテムは多数あります。メンチカツのサンドにチェダーチーズソースを合わせたり、クリームパンのバリエーションとして、カスタードクリームにチーズを混ぜて少しの塩味と香りをアクセントにするなどは、その一例。

「イタリアンで培った経験を生かして、今までにないおいしさを極めた食パンを開発し、自慢の食パンを使ったチーズケーキも人気商品に育っています。催事などの機会も活用して、たくさんのお客様にマスカルポーネ入り食パンのおいしさを知っていただき、当店のほかのアイテムにも興味を持っていただけたら、と思っています」(原田さん)。

トヨダチーズステーキ&BBQ(バーベキュー)

アメリカ・フィラデルフィア名物のホットサンド「チーズステーキ」の専門店。トッピングやソースの違いでバリエーションを展開し、自分好みにカスタマイズすることもできます。ほかにも「プルドポーク」などアメリカンスタイルのBBQサンドイッチを楽しめます。

トヨダチーズステーキ&BBQ(バーベキュー)

住所
東京都渋谷区幡ヶ谷1-4-1 花ビル 1F
電話
03-6276-6658
営業時間
11:30~19:30
定休日
水曜
幡ヶ谷駅南口から徒歩3分

薄切り肉でも肉々しい!チーズソースでうまみ増幅

牛肉ソテーとチーズソースの最強コラボ「チーズステーキ」

日本では、まだあまり耳慣れない「チーズステーキ」。その魅力と、専門店誕生のきっかけについて店長の橋本晋一さんにお話を伺いました。

「チーズステーキとはペンシルベニア州フィラデルフィアのソウルフードで、正式名は『フィリー・チーズステーキ・サンドイッチ』。フィリーは、フィラデルフィアの略称です。鉄板で炒めた薄切りの牛肉と飴色玉ねぎに溶かしたチーズソースをたっぷりかけたホットサンドです」(橋本さん)。

アメリカで肉料理といえば、分厚いステーキや、3大BBQ料理のプルドポーク・ブリスケット・スペアリブなど塊肉をじっくり時間をかけて焼き上げるものが主流。薄切り肉のソテーは珍しく、チーズステーキはボールパークのスタジアムグルメなどを通して、フィラデルフィアのローカルフードとして広く知られるようになりました。薄切りの肉でも肉々しいサンドイッチが提供できるところが人気の理由でもあります。

店長の橋本晋一さん
フレンチフライやコールスローなど、サイドメニューも各種

2018年5月オープンの同店、きっかけはアメリカンフットボール選手だったオーナーが、交歓試合でアメリカを訪れたときにチーズステーキやプルドポークに出会ったこと。日本でも気軽に食べられるようにと「トヨダチーズステーキ」を開業したそう。

本場のチーズステーキは、パンはホギーロール(ホットドッグによく使われる、やわらかくて細長い形状のパン)、チーズはクセの強い「プロヴォローネチーズ」が一般的なのだそう。

「プロヴォローネチーズは、モッツァレラと同じ製法でつくられるセミハード系のチーズです。加熱すると糸のようによく伸びて、欧米では伸びるチーズといえばこれ。ガツンと来る塩味と匂いは結構強烈です。日本の方に向けては、塩気はもう少しマイルドに、コクがあって食べたあとの余韻も楽しめるようにチーズのブレンドを研究しました。できあがったのがチェダーチーズをベースに、ブルーチーズとモッツアレラを加えた当店オリジナルのソースです」(橋本さん)。

牛肉、飴色玉ねぎなどの具材はいたってシンプル
オリジナルのチーズソース

パンは60㎝のバゲットを3等分して使用。下ごしらえとして、牛肉は炒めて味付けはシンプルに塩コショウのみ、玉ねぎは飴色に炒めておきます。オーダー後に鉄板で肉と玉ねぎを温め、その上にたっぷりのチーズソースをかけ、ふつふつしてきたらパンにはさんで出来上がりです。

「チーズステーキは、パンと牛肉とチーズという組み合わせでできています。シンプルだからこそバランスが大切。当初、パンは肉とチーズの邪魔にならない、ごく軽めのものを試したのですが、やはりパン自体のおいしさや食感も大事。当店のチーズステーキによりよく合う、バゲットを採用しています。パンと肉とチーズの黄金のバランスを目指して、今も研究中です」(橋本さん)。

基本のチーズステーキにプラスオンが本場のスタイル

本国では、お店によって肉の厚さも違い、つくり方もいろいろで、鉄板の上で肉にチーズをかけるお店もあれば、肉をパンに挟んだ後にチーズをかけるお店もあるのだそう。

基本のチーズステーキに、自分の好きな具材をプラスしてカスタマイズするのがフィラデルフィア流。同店でも、常連のお客様の中には、そうしたカスタマイズを楽しむ方もいますが、慣れない方のために、お店おすすめの組み合わせをメニューとして提案しています。

一番人気はソテーしたガーリックをプラスした「ガーリックチーズステーキ」。また、フィラデルフィアでオーソドックスなメニューで、同店でも好評なのがマッシュルームとパプリカをプラスした「クラッシックチーズステーキ」です。

チーズソースで和えたマカロニをプラスした「マッケンチーズステーキ」1,500円(税込)
ポピュラーな具材の組み合わせを提案。初めてでもオーダーしやすい

「マッケン」はマカロニアンドチーズ。ゆでたマカロニにチーズソースをたっぷりからめたものです。ポテトフライとならんで、サイドメニューとして楽しむことが多いですが、チーズステーキの具材として、たっぷりトッピングしたのが「マッケンチーズステーキ」です。サンドイッチの具材にマカロニは意外な感じもしますが、日本の焼きそばパンと同じ系統といえるかもしれません。

このほか、スクランブルエッグやレタス&トマト、アボカドなど、サンドイッチではおなじみの具材、またテリヤキソースやBBQマヨソースをプラスオンすることもできます。

牛肉&チーズソースに「マッケン」をプラスオン
テイクアウトのラッピング

同店では、チーズステーキのほかにもアメリカンBBQの定番、プルドポークやブリスケットを手がけています。数キロある塊肉をスモーカーで、プルドポークは約12時間、ブリスケットは約15時間、じっくり時間をかけて焼き上げることで、肉の繊維が崩れてホロホロに。サンドイッチの具材にもぴったりです。

「さすがに熱源に薪を使うことはできませんが、オーセンティックなBBQのおいしさにどこまで近づけるかを追及しています」(橋本さん)。

プルドポークやブリスケットのサンドにもお客様からの希望があれば、チーズソースをプラスすることも可能ですが、おすすめはしていないそう。オリジナルのチーズソースはあくまでもチーズステーキのためにつくったものなのです。

12時間かけて焼き上げたプルドポーク
ブリスケットやプルドポークはサンドのほか、単品でもオーダー可
popな雰囲気の店内

「チーズステーキを専門にしている店は、日本ではほとんど見かけないですが、あくまでもいろいろな種類があるサンドイッチの1つ。アメリカンなものをがっつり食べたいな、と思ったときに、そういえばチーズステーキがあったよね、と選択肢の1つとして思い出してもらえたらよいですね」(橋本さん)。

BUNK SANDWICHES 新宿イーストサイドスクエア店
(バンク サンドイッチ)

アメリカ・ポートランドで誕生したホットサンドの専門店が日本に上陸。さまざまなパンと具材を使ったアメリカンスタイルのホットサンドを楽しめます。新宿のほか、東京、神奈川、千葉県に5店舗を展開しています。

BUNK SANDWICHES 新宿イーストサイドスクエア店 (バンク サンドイッチ)

住所
東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア
電話
03-6205-6706
営業時間
月曜~土曜11:00~21:00 (LO 20:30)、日曜11:00~20:00 (LO 19:30)
定休日
不定休
東新宿駅から徒歩3分

ポートランド発のフードカルチャー・ホットサンドをカフェスタイルで

豚バラ肉のモホローストにチーズがとろける「ポークベリーキュバーノ」
サンドイッチはハーフサイズもオーダー可

東新宿駅直結、開放感のある広場に面したお店はカジュアルな雰囲気です。もともとは、ポートランドでキッチンカーからスタートしたというBUNK SANDWICHES。ブランドのコンセプトやチーズを使ったホットサンドの魅力について、広報の鈴木さんにお話を伺いました。

「ポートランドはフードカルチャーの発信地ともいえる街。地元の食材を活かしたり、多国籍なルーツを持つシェフたちが自由にアレンジを加えたりと、クラフトビールやコーヒーと同様、サンドイッチも独自の進化をしています。ホットサンドとクラフトビールを気軽に楽しむスタイルが、BUNK SANDWICHES の原点です」(広報の鈴木さん)。

ただし、日本ではその文化をそのまま持ち込むのではなく、「ホットサンド×カフェ」という新しい形で、「本当においしいサンドイッチを、いつでも気取らずに楽しめる場所」を目指したそう。もちろんクラフトビールも多種類を揃え、本国の雰囲気を味わうことができます。

「ポークベリーキュバーノ」イートイン・テイクアウト870円、ハーフサイズはイートイン・テイクアウト450円(各税込)

定番のサンドイッチは9種類。そのうちチーズを使ったものは4種類あります。なかでもBUNK SANDWICHESを代表する一番人気のメニューは、チーズがとろける「ポークベリーキュバーノ(Pork Belly Cubano)」です。

「キュバーノ(キューバサンドイッチ)」とは、1800年代後半頃にキューバ系移民がアメリカで広めたサンドイッチ。モホローストポーク(オレンジ、ライム等の柑橘系果汁に数種類のスパイス、オリーブオイルなどが入ったモホというマリネ液に漬け込んで焼き上げたもの)、ハム、チーズ、ピクルス等とマスタードでパンをサンドし、両面をプレスして焼き上げるホットサンドです。

「当店の『ポークベリーキュバーノ』は、自家製のマリネ液にじっくり漬け込み焼きあげたポークベリー(豚バラ肉)に、相性のよいハム、まろやかでミルキーな風味のモツァレラチーズ、ピクルスとマスタードを合わせています。軽い口当たりのパンにはさんでプレスすることで、ジューシーなポークベリーと具材をチーズがやさしくまとめます。全米サンドイッチコンテストでも評価された、まさにBUNK SANDWICHESの象徴的な一品です」(広報の鈴木さん)。

チーズの魔法でホットサンドはより贅沢に

日本での展開にあたっては、本国で確立されたレシピをベースに、メインの具材に合わせてパンやチーズを組み合わせています。たとえば濃厚でジューシーな肉料理にはシャープなチェダーを合わせてうまみを際立たせたり、塩気のあるハムにはマイルドでクリーミーなチーズを組み合わせて全体のバランスを取ったり。

「サンドイッチはそれぞれ完成された“ひとつの作品”として、組み合わせ自体は大きく崩さないことを大切にしています。ただし、全くそのままをコピーするのではなく、日本のお客様のライフスタイルや食文化に合わせ、チーズや調味料のバランスを日本人の味覚に寄せて仕上げる等、細かい調整を行っています」(広報の鈴木さん)。

「プルドポークチェダー(Pulled Pork and Cheddar)」は、じっくりと火を入れてほぐしたプルドポークに、香りと深いコクを持つレッドチェダーチーズを合わせたホットサンドです。スモーキーな肉の旨みに、濃厚なチェダーの存在感が重なり合い、一口ごとに満足感が広がります。シンプルながらパンチのある味わいで、クラフトビールとの相性も抜群です。

香りとコクのレッドチェダーチーズを合わせた「プルドポークチェダー」
「プルドポークチェダー」イートイン・テイクアウトともに 870円(税込)

「ハムエッグ&チーズ(Ham, Egg and Cheese)」は、とろけるチーズが主役の、アメリカらしいクラシックな組み合わせ。ジューシーなハムとふんわりとした卵に、たっぷりのチーズがとろけて絡み、シンプルでありながら抜群の食べ応えを持っています。朝食にもランチにもぴったりの、ボリューム満点の定番メニューです。

「ミートボールパルメジャン」は、ミートボールにモツァレラチーズとトマトソースを合わせ、トッピングにパルメジャンをのせてバーナーで芳ばしく炙っています。

「ハムエッグ&チーズ」イートイン・テイクアウトともに750 円(税込)
「ミートボールパルメジャン」イートイン・テイクアウトともに850円(税込)

また、お店ごとに限定アイテムもあり、お台場店ではソーセージ入りのホットドッグ5種類をラインアップ。ソーセージ&チーズの「チーズドッグ」、ベーコンをプラスした「ベーコンチーズドッグ」やトマトソースにハーブを加えた特製マリナラソースの「マリナラチーズドッグ」と、チーズを使ったホットドッグは3種類を展開しています。

「ホットサンドとチーズの組み合わせは、単なる“相性がいい食材”にとどまりません。熱を加えることでパンは香ばしく、具材はジューシーに、さらにチーズがとろけて流れる瞬間の贅沢さ。心までほどけるような満足感は、チーズだからこそできる“魔法”なのかもしれません。しっかり食べたい時も、仕事帰りにクラフトビール片手にくつろぎたい時も、その日の気分に合わせて熱々のサンドを頬張り、その背景にあるポートランドのカルチャーも日本の皆さまに楽しんでいただけたらと思います」(広報の鈴木さん)。

ホットドッグはお台場店限定メニュー
お台場店の限定「マリナラチーズドッグ」

チーズならではの豊かな香りや複雑な風味とうまみは、パンと合わせたときにもその実力を発揮します。パン生地に練り込むことで生まれるおいしさ、ホットサンドの味の決め手となるオリジナルのチーズソース、ホットサンドの具材同士をつなぎ、調和させるなど、チーズの選び方、生かし方で、味わいにもビジュアルにもインパクトが生まれます。皆様のお店でも、メニュー開発の参考にされてみてはいかがでしょうか。

※店舗情報及び商品価格は取材時点(2025年09月)のものです。最新の店舗情報は、別途店舗のHP等でご確認ください。