米西海岸を中心に展開するピッツェリア。店名はピッツァを焼く薪窯の温度、華氏800度(摂氏約425度)に由来しており、日本初進出店となる店内には、2基の薪窯を備えています。
薪窯で焼く本格ナポリピッツァをベースに、40種以上のトッピングで自由にカスタマイズするスタイルが特長で、米西海岸でのカスタマイズブームを牽引している店の1つ、とも言われています。
ナポリピッツァは生地のおいしさを味わうのが醍醐味。同店の生地は、イタリアの小麦粉と酵母、水、海塩だけを使い、オールスクラッチでじっくりと発酵させてつくっています。また、ミルキーで濃厚なモッツアレラはカリフォルニアから空輸しているそう。
来店したら、先にカウンターで注文をするファストフード方式。マルゲリータ、マリナーラ、日本限定ホワイトソースベースのクレマなど5種類からベースのピッツァを選び、約40種類のトッピング(各100円~)から好きなものを好きなだけチョイスし、高温の薪窯で約90秒。本格的なピッツァをカウンターサービスでスピーディに提供する新しいスタイルの「プレミアム ファスト カジュアルレストラン」です。
ベースのピッツァとトッピングの組み合わせに迷ったときは、日本オリジナルの「蓮根とドライトマトのバジルピッツァ」や、LAで人気の「ベーコンジャム」などスペシャリティも。後者は、トッピングのベーコンジャム(ベーコンと玉ねぎなどをワインビネガーでジャム状になるまで煮つめたもの)がマルゲリータに一段とコクを加えます。いずれも、コルニチョーネ(ミミ)の部分はもっちりとした生地そのもののおいしさを、中央部分は薄く伸ばした生地とたっぷりの具材と、モッツァレラのコンビネーションを楽しめます。
カリフォルニア州サンタクルーズにある実力派コーヒーロースターの日本1号店。「コーヒーはフルーツだ」をモットーに、世界中の産地から旬の豆を買い付け、自社焙煎工場でローストした豆をドリップするサードウェーブカフェ。単一の生産地域、農園で採れた豆のみを使ったシングルオリジンをオーダー後に1杯ずつドリップするプアオーバーなど多彩なコーヒーを味わえます。
コーヒーと一緒に楽しめるペストリーも西海岸のテイストで選んでいるそう。ポートランドの人気ドーナッツ店、『カムデンズ ブルー ★ ドーナッツ』とコラボレーションした同店オリジナルのコーヒー風味のドーナッツも販売しています。また、西海岸発祥の、クロワッサンとマフィンが融合したハイブリッドスイーツ「カリフォルニアクロワッサン」やパウンドケーキは、鎌倉や逗子を拠点に食やインテリアなどライフスタイルアイテムをプロデュースしているユニット『WSENSE』によるもの。
カリフォルニアクロワッサンは3種類あり、「ヴァーヴコーヒービーンクランチ」には、同店のコーヒー豆を使用しています。
和菓子の老舗、「とらや」がつくったカフェの新業態。「あんペースト」を中心に、和と洋の垣根を超えたスイーツを提案しています。あんペースト「こしあん」「小倉あん」は「とらや」のあんをベースに黒糖やメープルシロップなどを加えて煉り上げたもの。「白ごまときな粉」は、希少な白小豆でつくった白あんがベース。ジャム感覚でパンに塗ったり、アイスクリームやヨーグルトのトッピング、牛乳に混ぜてドリンクなど、様々にアレンジができるペーストです。
店内では、スタンディングのカウンター等でイートインもでき、あんコッペは新宿店限定。コッペパンにクリームチーズとたっぷりのあんペースト(こしあん)をサンドしてあります。このほか、あんトーストやあんサンドもあり、パンはいずれも京都のベーカリー「ル・プチメック」がつくっているもの。
あんボーロは、小麦粉とアーモンドプードル、卵などでつくった生地の中にあんを入れて焼いたしっとりクッキー。プレーン、抹茶、スパイスの3種類が揃います。店内でイートインする場合は温めることもでき、クッキー生地のザクッとした食感と滑らかなあんペーストを楽しめます。
軽井沢に本店を構えるベーカリー・レストランが新宿エリアに初出店。パンに合う欧風料理のレストランは、早朝から深夜まで、さまざまなシーンで利用できます。例えば、朝7時からいただけるモーニングメニューは、いずれもボリューム満点。朝から野菜もたっぷりとってほしいという思いを込めているそう。
ベーカリーでは、20種ほどの小麦粉と4種類の自家製発酵種を使い分け、低温長時間発酵のハード系など多種多彩なパンを品揃えしています。また、これまで軽井沢限定だった「SAWAMURAリッチブレッド」が新宿店オープンを機に都内でも手に入るようになりました。卵、ハチミツ、生クリーム、発酵バターなど副材料をふんだんに使い、製法にもこだわってレーズン発酵種と生イースト、ドライイーストを使って3段階に分けて仕込んだリッチな食パンです。
北海道産小麦粉でつくるパンドロデブは水分が多く、モチモチとした食感。カンパーニュは、5種類の小麦粉をブレンドし、3種類の酵母種を混ぜて、ほどよい酸味と奥深い味わいに仕上げています。ショコラ大納言は、フランス生地でチョコチップと大納言を包み込んだS字型のパン。チョコと小豆の意外な組み合わせがとてもよく合います。
都内と関西のデパ地下に出店している「ル ビアン」は、フランス・ブルターニュ地方で1913年創業、3代目のミッシェル氏によるブーランジェリー。その新しいスタイルとなる同店は、都会の駅構内に誕生したパンのマルシェ(市場)をイメージしています。店内中央のテーブルには、フルーツの彩りも鮮やかな焼きたてのダノワーズやキッシュなどが並び、さながらマルシェのワゴンのよう。
フランスの伝統的なパンや日本人の味覚に合ったパンのほか、「M.」オリジナルのアイテムに力を入れています。大人の女性を意識して、ちょっと贅沢な食材を使うことで満足感をアップしつつ、食べやすい小ぶりなサイズで見ためも美しく仕上げてあります。
また、出先で食べることなどにも配慮して、例えば「ベレピ」はエピのベーコンのかわりにソーセージを入れ、手でちぎって食べやすい形状に。季節ごとに替れるタルティーヌもスタッフイチオシの惣菜パン。
同店オリジナルのアイテムは、プライスカードにピンク色のマークでお知らせしています。
生地づくりの技を競う世界大会で優勝したペストリー職人ライアン・スメドレー氏による英国スコーン専門店が日本初出店。ダブルバタースコーンは、生地に通常のバターに加え、日本ではなかなか手に入らないバターミルクの2種類のバターを使っています。サクッとした歯触りの後、ホロホロと口溶ける食感、芳醇な香りと味わいが特長です。
プレーンのほか、アールグレイやレーズン、季節のスコーンなど常時6種類。スコーンに欠かせないクロテッドクリームや苺ジャムは、シェフの地元英国コンウォール地方から直輸入しました。
クロテッドクリームは、牛乳を低温のオーブンで長時間加熱してつくる本物のクロテッドクリーム。ジャムは、完熟イチゴを煮詰めて甘みを濃縮させ、ペクチンではなくバターを使った伝統的な製法でつくられています。
その他、英国のレシピでつくられたショートブレッドやイングリッシュマフィンも。
ふた口でいただけるプチサイズと、様々なフレーバーを楽しめる、パリで人気のシュークリーム専門店。 “現代的で豊かな食”をクリエイトするシェフ、アラン・デュカス氏のもと、2014年にパリで誕生したブランドの海外初出店舗です。
工房とショップが一体になったパリ店と同様、店内でシュー生地を低温で時間をかけてじっくり焼き上げ、お客様の注文に合わせて目の前で自家製クリームを詰めるスタイルを取っています。クリームを充てんするマシーンは特注のもの。
シューは全6種類。パリ店と同じレシピでつくる「トラディション」は、ショコラ、キャラメル、アグリュム(柑橘系)の3種類。アラン・デュカス氏監修の日本限定フレーバー「セゾン」は、カスタード、抹茶、季節ごとのシーズンフレーバーの3種類。春のフレーバーは「さくら」で、桜の葉の塩漬けを使い、香りとともに塩味を際立たせています。
サクサクのシュー生地には、あられ糖やローストナッツでアクセントを施してあり、詰めたてのクリームは、トロリと滑らかで濃厚な味わい。気取らず、かつスタイリッシュにいただける小ぶりのサイズは、全種類を味わってみたくなる女性ならではの気持ちにもフィット。「トラディション」「セゾン」の各3個セットと、全フレーバー6個セットの「グルマン」(専用ボックス付き)で販売されています。
パンに合う、和洋の様々な素材を、オリジナルの調味料で「和」のテイストに仕上げる、というサンドイッチの新ジャンルを展開しています。
パンは、シンプルな白食パン、亜麻仁入り食パン、コッペ、バゲット、ブリオッシュの5種類を使い分けています。和洋の具材を巧みに取り合わせ、味をまとめ上げるオリジナルの調味料は、Wa’sマヨ、Wa’sソース、Wa’sスパイス。醤油、味噌、みりん、塩麹など発酵調味料をベースに、昆布、鰹のだしで味わいに奥行きを、柚子胡椒、わさび、黒七味などでアクセントを添えています。
サンドイッチの定番素材である卵を例に取ってみても、醤油ダレをしっかり含ませたゆで卵とマヨのコラボした「煮たまごサンド」、パンに合う出し巻き卵を求めて専門店を多数訪ね歩いて完成したという、「新宿赤鬼和三盆卵焼きサンド」など、どこか懐かしい和の惣菜がパンと出合って、今までにない新鮮なテイストに仕上がっています。
いつでもどこでも手軽に食べられるサンドイッチですが、具材をリッチにはさんでボリュームも満点に、大人の女性が自分へのご褒美としても満足できるもの、という点を意識してつくっているそうです。
※店舗情報及び商品価格は取材時点(2016年5月)のものです