2025.11.05

パン×ペアリングが広げる、新しいパンの楽しみ方

こんにちは、名古屋のパン好き、じまです!

最近、パン屋さんやカフェを巡っていると「パン×コーヒー」「パン×ワイン」といった“掛け算”の提案をよく見かけるようになりました。
朝はカフェラテとクロワッサンでゆったり。夜はワインとバゲットをお供に。

こうした組み合わせは、パン好きには「ご褒美のひととき」になり、これまであまりパンに関心がなかった人にとっては“パンの入り口”になってくれます。
トレンドと呼ぶほどではないかもしれませんが、この「ペアリング」という切り口は、もっと多くの人にパンを好きになってもらうための大切なきっかけになリます◎

じまちゃん

じまちゃん

愛知を中心に、週末のパン屋さん巡りが生き甲斐の広告勤務OL。1年半でパンを1000個食べ、名古屋のパン部「#ナゴパン部 」で美味しいパン情報をフォロワーさんとシェア!パン屋・カフェ巡りを通じて、地元の美味しいを届けたい!

Chapter1:ペアリングとは?

「ペアリング」という言葉は、もともとワインと料理の世界から広がった考え方で、
「赤ワインには肉料理」「白ワインには魚料理」といった基本的な組み合わせのように、味わいや香り、食感を引き立て合う文化です。

面白いのは、1+1が2ではなく、3にも4にも感じられるところ!
パンも飲み物もそれぞれおいしいけれど、掛け合わせた瞬間に思いがけない世界が広がる。
そんな発見が、ペアリングの一番の魅力です。

Chapter2:代表的なパンのペアリング事例

パン×コーヒー

名古屋のモーニング文化はまさにこれ!トーストとコーヒーは切っても切れない存在。
単純にメニューにコーヒーを追加するだけでなく、「深煎りコーヒーにはバターをしっかりのせたトースト」、「浅煎りならフルーツデニッシュ」など、パンの種類ごとに合うコーヒーをおすすめしてお客さんのパンライフをご提案してみるといいかもしれません。

パン×ワイン

大人なパン好きさんには定番の楽しみ方。発酵食品同士であるパンとワインは相性抜群です。
バゲットにブルーチーズをのせて赤ワインと。シンプルなカンパーニュに白ワインを合わせて。
そんなシーンを想像するだけで、食卓が豊かに広がります。

パン×お茶・日本酒

意外かもしれませんが、パンは和の飲み物ともよく合います。
ほうじ茶とクロワッサン、抹茶とホワイトチョコのブリオッシュ、塩パンと冷えた日本酒…。
まだまだ発展途上ですが、日本らしいパン文化を育てる可能性を秘めた組み合わせです。

他にも、パン×クラフトビールなどの組み合わせをご提案しているベーカリーもあります。

Chapter3:ペアリングの広がりが生む価値

ペアリングの魅力は、パンをただ「食べる」だけの存在から、一歩先の楽しみに広げてくれるところにあります。
「どの飲み物に合うだろう?」と考えたり、実際に試してみたりする事で、パンは日常の中に小さな冒険や体験を運んでくれます。

さらに、ペアリングはパン屋さんにとっても大きなメリットがあります。飲み物との組み合わせを提案することで客単価が上がり、パンを“買う場所”から“体験できる場所”へと進化させるきっかけになります。

Chapter4:パン好き人口を増やす施策としてのペアリング

パンをあまり食べない人でも、コーヒー好きやお酒好きであれば「パン×○○」をきっかけにパンの世界へ引き込めます。
「このワインにはこのパンが合うらしい」と知るだけで、手に取りたくなるもの。

ペアリングはSNSとの相性も抜群で、
ワインと並ぶバゲットや、カフェラテの横のシナモンロールは写真映えし、写真を撮ってシェアをしたくなります◎
お店にとっては発信の幅が広がり、自然とパン好きの輪も広がっていきます。

Chapter5:最後に

パンはそれだけでも十分においしい。
でも、飲み物や食材と合わせることで、まだ知らない扉が開きます。

「コーヒーとパンで迎える朝」
「ワインとパンで彩る夜」
「お茶とパンでほっとする時間」

そんな日常のワンシーンを、もっと豊かにしてくれるのがペアリングです。ペアリングは一時的な流行ではなく、パンをより楽しく、より多くの人に広めるための大切な方法です。
パンと飲み物のペアリングで、総合的なパンライフのご提案をしてみませんか?