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2014年07月15日[]

香港にシンガポ-ル朝食の定番「ヤクン・カヤト-スト」登場−連日夜まで混雑続く

香港にシンガポ-ル朝食の定番「ヤクン・カヤト-スト」登場−連日夜まで混雑続く

 6月に香港・尖沙咀(Shop C&D,G/F,Chevalier House,45-51 Chatham Road South,Tsim Sha Tsui)に進出したシンガポ-ルの定番朝食「カヤト-スト」の店「ヤクン・カヤト-スト」で、常に店外に客が並ぶ混雑状況が続いている。

 「ヤクン・カヤト-スト」は創業70年を迎える老舗。開店から1ヶ月が過ぎた今でも、ランチタイムに料理が売り切れたり、夜10時になっても満席に近い状態が続いたりなどして、1000瓶を用意した自家製のカヤジャム(290グラム/45香港ドル)の在庫もすでに完売してしまったという。

 「シンガポ-ルにあるヤクンには、軽食だけを提供するカフェと麺料理なども注文できるファミリ-カフェと二つのタイプがある。香港人はシンガポ-ル人ほど辛い料理を好まないので、香港店ではファミリ-カフェのメニュ-に、香港店限定のメニュ-を導入し、なるべくたくさんの選択肢を用意し、朝食から夕食まで利用できるようにした」とマネジャ-のミッシェル・チャンさん。ミッシェルさんは、香港店の設立から運営、マ-ケティングまでを担当している。ミッシェルのさんの会社がシンガポ-ルで、ヤクンのフランチャイズ店を経営していることから、ヤクン本社に香港でのフランチャイズ店事業を依頼されたという。

 できるだけ本場に近いサ-ビスやグルメを提供しようと、シンガポ-ルから5〜6人のスタッフが駆け付け、香港店の従業員研修などをサポ-トしていた。ト-ストに使うブラウンパンやラクサの麺、甘みのある特製しょう油は、香港の工場でシンガポ-ル並みのクオリティを守って製造している。コ-ヒ-豆やミルクティ-を作るティ-リ-フや企業秘密とされるレシピで作られたカヤジャムは、シンガポ-ルから直送されている。

 目玉のカヤト-ストやコ-ヒ-、ミルクティ-のほかに、シンガポ-ルの代表的な料理「チキンライス(新加坡鶏肉飯)」(48香港ドル)やビ-フボ-ル入り平たい麺を使うヌ-ドル「牛肉丸河粉」(40香港ドル)など、香港店の限定メニュ-も。チキンライスを作るために煮込んだス-プを河粉のス-プにするなど、一見香港風の料理に見える河粉でも実際は風味が違うという。今年シンガポ-ルで始まった新メニュ-の「ヤクン蒸しパン」(亞坤蒸面包)(18香港ドル)は香港店でも採用。カヤジャムとバタ-を挟んだ厚みのある白パンを一晩冷蔵庫の中で冷やしておき、提供する前に蒸して揚げることで、ふんわりとした食感で定番のカヤト-ストと異なる風味に仕上げた。

 11月には沙田で2店目を開店することが決まり、今後はテ-クアウトだけのカウンタ-の店も視野を入れ、香港にヤクンの店舗数を増やしていく予定という。

営業時間は7時30分〜23時。

(香港経済新聞)

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