創・食おいしいニュース

「みんなの経済新聞ネットワーク」が取材した全国各地のフードビジネスに関する旬なニュースをお届けします。

2014年01月27日[海外]

香港のラ-メン激戦区・銅鑼湾に「博多一幸舎」−フ-ドコ-トから路面店へ

香港のラ-メン激戦区・銅鑼湾に「博多一幸舎」−フ-ドコ-トから路面店へ

 銅鑼湾タイムズスクエアの一本裏通りにある登龍街(G/F,No.39 Tang Lung Street, Causeway bay, Hong Kong.)に1月19日、豚骨ラ-メン「博多一幸舎」(福岡市中央区)がグランドオ-プンした。同エリアは徒歩5分圏内に「豚王」「一風堂」「一蘭」などの豚骨ラ-メン店が集積する激戦区。

 同店は博多をはじめとする日本国内7店舗、海外はインドネシアの9店舗を筆頭に中国・広州やシンガポ-ルなど17店舗を出店し、世界で計24店舗を展開している。同店の香港進出は約1年前。複数のラ-メン店がフ-ドコ-ト形式で店舗展開する「ら-めんチャンピオン」の参加店としてスタ-トしたが、1年間の契約満了をもって同ブランドのみの路面店としてオ-プンした。同店がオ-プンした場所はもともとラ-メン店があった場所を居抜きで借りたことから、出店準備期間は約1カ月、約2,000万円規模の初期投資でスタ-トした。

 オ-プンに際し来港した大将・吉村幸助さんは「1年前のラ-メンチャンピオン参加店としての香港進出はシンガポ-ルの時と同様、知識のない土地で最初に試すためには有効的な方法だった」と振り返り、「しかし厨房スペ-スが限られ、自分たちの本当の味を提供するには制約があるため、独資での出店を決意した」と路面店出店の経緯を語った。

 全ての工程を店内の厨房で完結させるため、仕込みは前日深夜2時3時にまで及ぶこともあり、早朝も朝7時から、豚骨を煮だし、日本から仕入れた卵の皮むきをするなど下準備に手間をかけるという。同店のラ-メンの特徴について、吉村さんは「クリ-ミ-で豚骨本来の味がしっかり出たス-プと平打ち細麺」と説明し、生の豚骨を長時間かけて巨大羽釜で炊き出し熟成させる。20種類にも及ぶ調味料と5種の魚介を入れることで、「コクとうま味のあるス-プ作り出す」とも。

 海外店舗では「オ-ダ-シ-ト」製を導入し、味付けや辛さなどを利用客が選択できるようにしている。例えば味付けでは「無味(味なし)」「淡一點(薄め)」「鹹一點(普通)」の3種類を用意し、段階的に日本の味に慣れていってもらえるように工夫する。

 主なメニュ-は、「博多豚骨ラ-メン」「あっさり塩豚骨ラ-メン」(以上68香港ドル)、「旨辛豚骨ラ-メン」(78香港ドル)など。手作りの「博多一口ギョ-ザ」(5個30香港ドル)も同店のお薦めだ。

 現在のラ-メン店の相次ぐ出店について、吉村さんは、「現在の価格設定は若干高めな気がする。日本でのラ-メンはいつも身近にあるような存在だと思うので、経費などの問題はあるが、もう少し全体的に安くなれば」と話す。

 営業時間は11時〜23時(ス-プが無くなり次第終了)。現在は1日約400杯強を提供している。

(香港経済新聞)

戻る