伊勢丹新宿店本館6階の催物場で4月17日（水）より「フランス展」が開催され、本館・メンズ館各階では同展に連動して「フランスウィーク」（同日〜23日）が行われる。

　同展では日本人シェフによるコラボ企画をはじめ、パリで注目の「セバスチャン・モビュー」のレシピで作られたバゲット、「エシレ」のフレッシュチーズ、旬のホワイトアスパラガスやラングスティーヌといったフランス食材、美しい菓子やリキュールなどが登場。さらに今展では、ボルドーと共にワインの一大銘醸地として名高い「ブルゴーニュ」を特集。赤ワイン同様に人気のある白ワインを中心に取りそろえるほか、ブルゴーニュ伝統料理がイートインに登場する。

　見どころは、共にフランス政府より農事功労章シュバリエを受勲されたという「パティシエ・シマ」島田進シェフと「エスプリ・ド・ビゴ」藤森二郎シェフのコラボレーションによる特別メニュー。島田シェフはA.O.P.認証ノルマンディー産「イズニー」バターに、藤森シェフはフランス産小麦「テロワール」にこだわり、さらにル・サッフル社のイースト、ゲランドの塩、ボルヴィックとフランス素材で作り上げた同展限定「クロワッサン」を使った「シュクレセット（クロワッサンアマンド･グジェールサレ･カシスヴァニーユ）」、「サレセット（クロワッサン･グジェールサレ･クレームアンジュカシス）」（各1人前＝1,575円、各日限定200点ずつ）をイートインで提供する。

　昨年パリ・バゲットコンクールで優勝したパリで注目の「バゲット」が登場。パン屋激戦区のパリ18区に店舗を構え、フランス大統領府にも毎日納めているという「セバスチャン・モビュー」のバゲットレシピを「ブランジェ浅野屋」が再現する。会場では毎日焼きたて（10時、12時、15時）のバゲットを1人1本（＝441円）限り、各回限定40本販売する。ほかにも「ホワイト＆ブラックチョコレートのフガス」「グリエルチーズとベーコンのフガス」「オリーブのフガス」（各1本483円）も販売。

　「ブルゴーニュ」特集では、フランス料理界に革命を起こしたと言われ、ミシュラン三つ星シェフとして有名な故ベルナール・ロワゾーさんの右腕として活躍した、パトリック・ベルトロンシェフのレシピによるブルゴーニュ伝統料理「牛もも肉の赤ワイン煮」がイートインに初登場。同品をメーンに、スープ、デザートのコースを味わえる。同コースは、かつてロワゾーシェフの下で修業を積んだ神戸北野ホテル総料理長山口浩シェフが再現。

　ボルドーと並ぶ世界最も有名なワインの産地ブルゴーニュは白ワインの銘醸地でもあることから、会場ではシャルドネ種やアリゴテ種などのブドウ品種で作られたブルゴーニュ白ワインを3つの視点で紹介する。じっくり時間をかけ「熟成」したビンテージワインや、畑を所有し栽培・醸造を一貫して行う「ドメーヌ」から、上質なブドウを買い付け、自社でワイン造りを行う「メゾン」まで「造り手」にこだわりワイン、区画が1メートル違うだけで味が変わるという「テロワール」に着目したワインなどを用意。

　「ブルゴーニュ」ならではの食では、現在も修道院の中で生産されているという、グリーンアニスの種に砂糖のシロップでコーティングしただけのシンプルなキャンディーを手掛ける「アニス・ド・フラヴィニー」が初登場。一つ一つラブストーリーが描かれているおしゃれなパッケージが特徴だ。アニスのほか、バイオレットやレモン、ローズ、オレンジ、ミントなど天然香料を用いたバリエーション（各50グラム入り＝515円）を用意する。

　会期は同22日（月）まで（最終日は15時閉場）。

（デパチカドットコム）

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