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2019年10月18日[東京]

観光協会が中野駅周辺ラーメンマップ つけ麺誕生秘話やマップ外お薦め店も

観光協会が中野駅周辺ラーメンマップ つけ麺誕生秘話やマップ外お薦め店も

 中野区観光協会の「中野ラーメンMAP」が10月8日に完成し、中野駅や中野サンプラザなどへの配布が始まった。

 今年7月、同協会の役員やボランティアメンバーと中野区観光大使から成る約20人の「中野ラーメンMAP制作委員会」が発足し、議論や店舗交渉、取材などを重ねて完成にこぎ付けた同マップ。協会では過去に「中野駅周辺ランチマップ」「中野駅周辺ナイトマップ」「東中野マップ」などを手掛けてきたが、ラーメンに特化したマップは初。

 ボランティアメンバーを中心にお薦めのラーメン店やラーメンを提供している店舗をピックアップ、さらに中野区観光大使6人のお薦めメニュー、「つけ麺発祥の地」や「老舗の製麺会社」などを紹介する「中野ラーメンばなし」コーナー、酒井直人中野区長のお薦めメニューなども紹介している。

 ラーメン店がひしめき合う中野駅北口の店舗を中心に、中野駅南口の人気店など、掲載店舗はマップ外の店舗を含めて31店舗。スープは「しょうゆベース」「みそベース」「しおベース」、だしは「牛骨」「豚骨」「鶏ガラ」「魚介」が分かるように、店舗ごとにアイコンを記載、「喫煙可」「禁煙」なども明記している。

 委員会メンバーの一人は「人気店なのに掲載をお断りされたり、取材後に閉店してしまったり、色んな苦労があったが、うまいラーメンを食べながら楽しく活動できた。つけ麺も60年以上も前にこの中野で産声を上げた、いわばつけ麺の聖地。このマップを片手に、間違いなく存在する中野のラーメン文化をぜひ感じてほしい」と話す。

 設置場所は、中野区役所、中野サンプラザ、中野駅、東中野駅などの施設や掲載店舗など。
(中野経済新聞)

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