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2019年06月12日[神奈川]

横浜高島屋で初の「パンパラダイス」-横浜駅西口で3日間、100店舗

横浜高島屋で初の「パンパラダイス」-横浜駅西口で3日間、100店舗

 横浜高島屋は横浜駅西口「タカシマヤ ローズホール」で6月14日(金)より3日間、約100店のパンを集めた「パンパラダイス」を初めて開催する。

 会場には、地元横浜・神奈川や全国で人気のベーカリーをはじめ、30県約120種類のご当地パン、横浜高島屋限定品、「泉北堂」「LeBRESSO」などの日替わりパンなどを販売。横浜駅西口にある「国際フード製菓専門学校」の学生が焼いたパンも販売する。さらに「神奈川カレーパンマーケット」から焼き・揚げ・具材とバリエーション豊富なカレーパン約20種が登場。会場で購入したパンをトースターで自由に焼き比べできる体験ブースも設ける。

 以前は6日間だったパン催事の開催期間を今回は3日間に短縮し、会場も変更した。これについてイベントを企画した担当社は「神奈川に点在する小規模ながら素材や製造にこだわりを持つベーカリーを誘致するには、百貨店としての催事期間、催事時間などがネックだった。そこで今回は3日間としたうえ、1日だけの出店も可能とし、さらに施設の営業時間(10時~18時)と短いため、小規模店も出店しやすくなった」と話す。「出店店舗側もこのイベントを通し、ベーカリー同士のネットワークの場となり、出店を楽しんでもらえれば幸いだ。こうしたプラスの部分がお客さまにも伝わり、楽しんでいただけるのでは」と期待を込める。

 地元で話題のベーカリーでは、港北区「田畑小麦」(同16日のみ出店)が米粉を使った「あん食パン」(360円)や「クルミパン」(200円)などを販売するほか、無添加にこだわった都築区「BOLERO(ボレロ)」は横浜高島屋限定「セサミブレッド」(432円)や「食パン Super Rich」(864円)、「レーズンとくるみ入り全粒粉パン」(648円)などを、中原区「Vertu375(ベルチュサンナナゴ)」は「リュスティック TAKAKI」(300円)や「TAKAKIのサーモンパテサンド」(300円)などを販売。パンを通してフルーツを日常にと取り組む「フツウニフルウツ鎌倉駅前販売所」(同16日のみ出店)や、自家製天然酵母のベーカリー「星パン屋」(同14日・15日のみ出店)など約40店が出店する。

 全国で話題のベーカリーでは、近年注目の「高級食パン」を販売する、銀座「俺のBakery&Cafe」や広尾「帝塚山 ぱん士郎 広尾店」をはじめ、6時間かけ64層に重ねたデニッシュ食パンの京都「ANDE」、スイカを食パンで表現した仙台「キクチヤベーカリー」、さらに職人が一つ一つ手作業で作るクロワッサンが話題の北九州「三日月屋」など約20店が登場。

 同15日(土)・16日(日)には地域との取り組みとして、横浜・西区にある「国際フード製菓専門学校」でプロを目指し学んでいる学生たちが作る「食パン」(価格未定)を販売する(両日各10時~、12時~、14時~、数量限定)。

 「パン専攻コース(2年制)の中でも『生え抜き』の9人を選んだ」と言う同校教務課の長澤昇課長。「通常のカリキュラムをこなしながらなので、今回は食パン1種類だけだが、店に出しても恥ずかしくない出来栄え」と自信を見せる。おいしい食パンの食べ方について、学生の一人は「食パンにマーガリンを塗った後、耳の部分にマヨネーズで壁を作り、その中にタマゴを割り入れ、オーブントースターで焼き上げ、コショウをかけて食べるのがお勧め」と話していた。
(デパチカドットコム)

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