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2019年04月11日[東京]

伊勢丹新宿店「フランス展」、初の11日間-イートイン、フードコートメニュー多彩に

伊勢丹新宿店「フランス展」、初の11日間-イートイン、フードコートメニュー多彩に

 伊勢丹新宿店で4月10日(水)、全館を挙げて開催する「フランスウイーク」の一環として、本館6階催物場でフランスの食を集めた「フランス展」が始まった。

 14回目となる今回は「食のアルチザン」に焦点を当て、会期を2期(パート1=初日~15日、パート2=17日~21日)に分けて展開。イートインのほか、会場にはフードコートを設け、多彩なスペシャルグルメをその場で楽しめるようにする。パート1では、初来日のパティシエやフランスで活躍する日本人パティシエのスペシャルスイーツをイートインや実演で展開するほか、肉のアルチザンによるスペシャルグルメも展開。パート2ではブーランジュリーをメインに、レストランイートインで楽しめるシェフの味、シェフが再現する本場の味などを展開する。

 パート1では、2016年にパリ10区にパティスリーをオープンした新進気鋭のシェフ、ヤン・クヴルーさんが初来日。シェフ自ら手掛けるスペシャリテ、焼きたての「ミルフィーユ」(1,620円、各日限定100点)を提供する。テークアウト用の生ケーキ「メルヴェイユ」(983円)などを販売するほか、シンボルのキツネをモチーフにしたショコラ「ル テリエール」(レ/ノワール、各5個入り=3,240円)も販売。

 名だたる5つ星ホテルのパティシエを経て、2007年「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のクリエーティブ・ディレクターとなり、2014年に自身のブランドを立ち上げたジル・マルシャルさんと「ハイアット リージェンシー 東京」の佐藤浩一さんとのコラボスイーツもイートインに登場。事前予約(時間制)が必要な、「ベリーヌマロン」「オペラ」や各種焼き菓子を並べたアフタヌーンティー仕立ての「シェフオリジナルセイボリー入りデザートセット」(コーヒーまたは紅茶付き、1人4,860円)を提供するほか、「ベリーヌフレジェ」(ドリンク付き、2,700円)、「シャンパーニュ」(1,188 円)なども用意する。

 肉のアルチザンでは、仏の熟成肉レストラン「Vertus(ベルチュ)」の仏・ノルマンディ牛とスペイン・ガリシア牛の食べ比べプレートをはじめ、「ラ・ブーシェリー・デュ・プッパ」は佐渡産放牧黒豚のローストや天然青首ガモを、「メゾン・ラボリー」は骨付きジャンボンブランなどを展開。

 フランスのコンクール受賞経験を持つ若きパン職人、成澤芽衣さん、マキシミリアン・テターさん、マチュー・ディジエン・ジュヴィエさんのコラボパンやスペシャリテや、中世に修道院で作られていた伝統的なマカロンも登場する。

 パート2では、2007年度のパリバゲットコンクールで優勝を果たした「アルノー・デルモンテル」と、同店で修業した」「ブーランジュリー・パティスリー・アダチ」の足立恵太さんによるコラボパンが登場。仏ヴィロン社の小麦を使って会場で焼き上げた「バゲットトラディション」(303円)をはじめ、「パンオフリュイ」(519円)など各種パンを販売する。

 ミシュラン3つ星レストランで活躍した田熊一衛さんが帰国後にオープンした「Libre×Prare(リーブル×プラレ)」がイートインに出店し、「トゥーレーヌ産のホワイトアスパラガスと墨烏賊(すみいか)の大根のラヴィオリ仕立て」を軸に、メインやデザートを組み合わせる独創的なスペシャルコース(1人前4,801円)を提供。

 カカオ栽培の文化のあるベトナムと、チョコレート作りの文化のあるフランスを融合させ、新しいショコラの世界を生み出すストラスブールのビーン・トゥ・バー「エリタージュ」が登場。ショコラティエのアーノード・スタンジェルさんならではの感性で作られたアルザス名物「焼きたてパンデピス」(シグネーチャー、グルメ、トラディショナル、各540円)を販売する。

 ほかにも、モン・サン=ミッシェル名物のフワフワ、スフレオムレツや、そば粉100%のガレット、「パティスリー ヨシノリ アサミ」の会場限定スイーツなどが登場。

 会期は今月21日(日)まで(同16日のフランス展は休み、最終日は19時閉場)。
(デパチカドットコム)

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