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2013年05月20日[東京]

「ジョアン」日本橋三越本店、黒ビールを使ったパンが好評

「ジョアン」日本橋三越本店、黒ビールを使ったパンが好評

 日本橋三越本店地下1階の「ジョアン」で現在販売されている、黒ビールを使ったパンが好評だ。

 2016年に開催されるベーカリーのワールドカップ「クープ・ド・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」の日本代表に選ばれた「ジョアン」ブランドのパン職人、瀬川洋司さんが手掛けた商品で、同店限定で販売する5月のマンスリーベーカリー。「国内予選に出品する作品を考案中、これまであまり使われていない素材を探していたときに、以前、黒ビールを使ったパンを見て面白いという印象を持っていたことを思い出した。黒ビールを使い、自分なりのアレンジをと開発した」と瀬川さん。

 今回販売している限定商品は、「黒ビールの独特の苦味とコクを生かしながら食べやすい味わいに仕上げた」(瀬川さん)という黒ビールと焙煎(ばいせん)小麦を練り込んだ風味豊かなフランスパン「パン・ア・ラ・ビエール ブリュンヌ」(630円)、ジャガイモを練り込んだチャバタ「チャバタ・エ・パターテ」(252円)、クイニーアマンにキャラメリゼしたリンゴを組み合わせた「クイニーアマン・ポム」(357円)の3種類。

 一番人気はスイーツ感覚で食べられる「クイニーアマン・ポム」だが、ハード系食事パンが好まれるという同店の顧客に合わせた「パン・ア・ラ・ビエール ブリュンヌ」も毎日20個を焼き上げ、完売が続いている。

 同品は全粒粉を焙煎して練り込んでいるため、フワッと香ばしい風味に皮のバリッとした香ばしさ、中身のもっちりとした食感を楽しめるのが特徴。瀬川さんは「ゴツゴツした見た目に反して食べやすく、どんな料理にも、お酒にも合う」ことからシンプルにバターを塗るだけでなく、「刺し身をのせ、しょうゆをかけて」とユニークな食べ方も提案する。

 販売期間は今月31日(金)まで。

(デパチカドットコム)

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