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2013年07月03日[東京]

「ジョアン」がフランスフェア−今年は「シモンさんと巡るフランス、パンの旅」

「ジョアン」がフランスフェア−今年は「シモンさんと巡るフランス、パンの旅」

 三越伊勢丹で展開するインストアベーカリーブランド「ジョアン」は7月3日(水)より、フランス人パン職人のシモン・パスクロウさんに焦点を当てた「シモンさんと巡るフランス、パンの旅」を全16店で開催する。

 シモンさんは1954年、フランス中西部ヴァンデ地方生まれ。15歳で職人になり、18歳で職業適格証(C.A.P)獲得。フランスパンの神様といわれる、レイモン・カルヴェル教授の弟子を経て来日し、フランスの地方独自のパンやオリジナルパンを紹介、現在は同ブランドの特別技術顧問として全国で活躍する。

 同ブランドでは毎年7月、同14日の「キャトルズ・ジュイエ」(フランス革命記念日のことで、日本では「パリ祭」と呼ばれる)に合わせ「フランスフェア」を開催。今回のフェアではシモンさんが修業時代にフランス各地で出合ったパンを紹介するほか、来日後に考案した新作も展開。会期中、シモンさん本人による試食会イベントを各店で行い、フェア限定商品を紹介しながらパンの楽しみ方を伝授する。

 販売するのは9種類。北フランスでよく使われる「ヴェルジョワーズ」という砂糖を使ったタルト「タルトシュクレ」(189円)をはじめ、シモンさんの生まれ故郷、ヴァンデ地方の名物でおやつ代わりに食べていたパン(温度計が無かった昔に窯の温度が適温かどうかを知るために試し焼きした生地から生まれたパンで、バターとニンニクを塗って売り出したのが始まりだという)をアレンジした「プレフ(ベーコン&たまねぎ)」(231円)、イカなどの魚介類をトマトソースであえ包み焼きした、イタリアのカルツォーネを思わせる南仏の郷土料理「ティエルセトワーズ」(273円)などを販売。シモンさんの新作では、フランスの家庭らしく、リンゴを使った素朴な「シモンさんの自家製りんごタルト」(315円)を販売する。

 会期は今月16日(火)まで(広島・高松・松山店は7月2日〜15日、多摩店は7月5日〜18日)。

(デパチカドットコム)

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