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2015年09月17日[東京]

自由が丘に「ヴィエノワズリ-」専門店 パリ随一のブ-ランジェが出店

自由が丘に「ヴィエノワズリ-」専門店 パリ随一のブ-ランジェが出店

 自由が丘北口に8月21日、仏パリ発のヴィエノワズリ-専門店「RITUEL par Christophe Vasseur(リチュエル パ- クリストフ・ヴァス-ル)」(目黒区自由が丘2、TEL 03-5731-8041)がオ-プンした。

 店名にもなっているクリストフ・ヴァス-ルさんはパリのブ-ランジェリ-「デュ・パン・エ・デジデ」店主。仏ガイドブック「ゴ-・エ・ミヨ」2008年度ベストブ-ランジェを受賞し、多くの星付きレストランにパンを提供する「パリ随一のブ-ランジェ」として知られている。

 同店はヴァス-ルさんが自店以外で初めて手掛けるヴィエノワズリ-(=クロワッサンや菓子パン)専門店。独学で学んだという本国フランスでも希少な伝統的な製パン技術で、国産オ-ガニック素材を主原料に使ったメニュ-をラインアップする。

 場所は学園通り沿い、旧「NEXT」跡地に同日オ-プンしたアパレルブランド「IENA」の旗艦店「メゾン イエナ」の1階部分。店内は同店の看板メニュ-「エスカルゴ」をイメ-ジしてデザインしたという曲線風のユニ-クな空間で、ベンチに座ってガラス越しに焼き上げまでの工程を見ることができ、客の五感に訴える劇場型の売り場に仕上げた。

 同店では本国で人気のメニュ-を提供するが、ヴァス-ルさんによれば「レシピと技術は同じでも素材はロ-カル(日本国産)を追求し、コンセプトとテ-マは変えている」という。唯一、バタ-は本国で愛用しているものを使うが、「いいものが見つけられれば、こちらも日本製に変えていきたい」とも。

 パリでは定番の「クロワッサン」(450円)は表面に溶け出たバタ-の熱がオ-ブンの熱でキャラメリゼされ、ザクザクとした力強い歯応えと口の中でほどける生地の食感が特長。「素材の味を引き出すための手作業と時間は惜しまない」といい、一般的なクロワッサン生地と比べて6倍近い約30時間をかけて発酵させ、本国でも希少な石床式オ-ブンで焼き上げる。

 クロワッサン生地に自家製カスタ-ドクリ-ムや旬のフル-ツ、ナッツなどを組み合わせて焼き上げたカタツムリ形の「エスカルゴ」(全5種類、690〜790円)、仏オ-ガニックチョコレ-ト・KAOKAのショコラバ-を2本巻き込んだ「ショコラティン」(490円)、グラニュ-糖を混ぜ込んだ生地にカスタ-ドを敷いてスティック状にした「ル・サクリスタン」(640円)、オレンジブラッサムウォ-タ-が香る四角いオリジナル菓子「ニフレット」(5ピ-ス=530円)をラインアップする。

 日本出店について、ヴァス-ルさんは「こだわりを維持するためにこれまで一つの店だけを守ってきたが、情熱があり勤勉なスタッフに巡り会えたのが出店の決め手となった。日本は美しいものや伝統、文化を大切にする国だけに、私の作るヴィエノワズリ-もきっと理解いただけると信じている」と期待を込める。今後は季節ごとに「日本限定エスカルゴ」なども展開していくという。

 営業時間は10時〜20時(土曜・日曜・祝日は9時30分〜)。

(自由が丘経済新聞)

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