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「八王子ラ-メン」の公式ガイドマップ登場 市内全域から32店紹介

八王子ラ-メンでまちおこしを進める地元の市民団体「八麺会」による公式ガイドマップが4月9日から、八王子北口駅前の観光案内所「八王子インフォメ-ションセンタ-」(八王子市旭町)などで配布されている。
濃いめのしょうゆス-プに刻んだ生玉ネギのトッピングが特徴の「八王子ラ-メン」。2003年に結成した同会では「刻んだ玉ネギを使うこと」「ス-プの上に油が覆うこと」「しょうゆダレ」の3つの定義を設けている。今回、「タンタン」(子安町1)や「ラ-メン藍華」(元横山町2)、市役所食堂など、定義を満たすラ-メンを提供している市内のラ-メン店32店をガイドマップとしてまとめた。
同会が「八王子ラ-メン」を提供する店だけに絞ってマップを制作したのは今回が初めて。京王線・高尾山口駅から中央自動車道・石川パ-キングエリアまで広範囲に点在する店を1枚に落とし込み、店の紹介と併せて、各店で提供しているラ-メンの写真も掲載した。制作に当たっては同会メンバ-が各店を訪問して自ら撮影を行うなど苦労を重ねたという。「玉ネギを載せただけのような店は掲載していない」と同会の立川さん。「八王子ラ-メンを材料として、八王子という街を売り込んでいきたい」とも。
デザインは女性でも手に取りやすいよう工夫。「ラ-メンの素朴さを表現したかったので、一杯一杯のラ-メンを見比べられるようにした」とデザインを手掛けたデザイナ-ユニット「TRICKY(トリッキ-)」(子安町1)の中村さん。「ラ-メンは男性の食べ物というイメ-ジが強いが女性の隠れファンも多い。店に入りづらいこともあると思うので、女性でも巡ってもらえるように柔らかい雰囲気のマップにした。昭和っぽさを出して親しみやすさを出した」と話す。
マップは2万部を用意し、掲載店などで配布。「店に行くことで他の店にも行ってもらいたいため、配布場所は意図的に狭めている」と立川さん。イベントへの出展なども進めて、まちおこしを目指していくほか、「将来的には八王子ラ-メン店が何店舗も出店しているような場所をつくりたい。ラ-メン店同士が本気になって汗かいて、動いてもらえるようになれば」と意気込む。
中村さんは「八王子ラ-メンが大好きなので、マップを作れたことは誇り。まだ行ったことがない店がこんなにあるのかとショックだったくらい」としたうえで、次回のマップ制作に向けて「どんどん店が増えていって、紙に収まりきれないくらいになれば」と期待を込める。
(八王子経済新聞)