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香港・中環に東京生まれの豚骨しょうゆラ-メン「麺屋黒琥」がオ-プン

東京、大阪など6店舗を展開する「麺屋黒琥」は2月6日、香港にアジア初となる支店を中環(Shop B, World Trust Tower, 50 Stanley Street, Central, Hong Kong Tel: 3520-3008)にオ-プンした。
経営は遠藤商事(東京都渋谷区)で、日本でイタリア料理「Napoli」、スペイン料理「バルサ」、「焼肉先生」など60店舗を展開する。香港では、同店を手始めに年間15店舗の出店を計画している。黒琥は日本では東京、大阪、静岡など6店舗を構え、香港が7店舗目。3月にはバリにもオ-プンを予定する。
店舗面積は約900平方フィ-トで、席数は32席。BGMには黒琥専用に制作された音楽を流す。入り口ドア横の壁をカウンタ-のようにして、できるだけ店内を見せるようにすることで女性もちゅうちょなく入りやすいようにした。店名の黒琥は黒子に由来し、裏方として客をもてなすことを目指す。器も黒に統一するなど、随所にこだわりを見せる。
ラ-メン激戦区となっている香港に進出した理由について、遠藤商事香港の続大輔董事は「香港でラ-メンがはやっていることが一つ」と話し、中華系の人のみならず、西洋人も多い国際都市であるため世界展開を進めていくうえで知名度を上げる場所として最適な場所だから」と説明する。数年前から進出の話はあったが具体的に動き出したのはここ半年だという。
同店では、串焼き、おでんなどの一品メニュ-も充実させ居酒屋風にするスタイルをとる。従来ラ-メン店は客の回転率を上げて収益を上げているが、回転率をあえて下げるという営業形態が東京吉祥寺店で成功を収めており、そのビジネスモデルを香港に持ちこむ。「金曜・土曜は深夜3時まで営業し、日本のようにお酒を飲んだ後の締めとして使ってもらいたい」とも。
ラ-メンのス-プは100%日本産の豚の頭のみを使ったもので、6時間かけて作り、それを冷蔵庫で1日寝かせる。ト-タル・プロデュ-サ-の村田祐二さんは「ほかの部位を使うと臭みが出てしまうから」と頭のみを使う理由を説明する。同社のラ-メンはこれにニンニク、長ネギ、ゴマ油、背脂などで2時間かける自家製のマ-油(焦がしにんにく油)と合わせた豚骨ラ-メン。村田さんは「香港人は辛い味が好き」と判断し、薬味としてハバネロを同店用に用意した。「年4回は新メニュ-を投入したい」としメニュ-のマンネリ化を防ぐ。麺は細麺と中太麺の2種類を用意するが、同社独自の麺を、香港にある日系の製麺所に製造委託した。
注文は注文表にあるラ-メンを選び、麺の太さ、「かため」「普通」「やわらかめ」の硬さ、「味玉」「のり」「白ねぎ」(各10香港ドル)、「チャ-シュ-」(30香港ドル)などのトッピングを選ぶスタイル。「黒琥ラ-メン」(80香港ドル)は、のり、ホウレン草、メンマ、チャ-シュ-が載る。器が黒いこともあり見た目はこってりしている印象を受ける。しょうゆの味もしっかり利かせるが、見た目よりすっきりしていて食べやすいように仕上げた。濃厚なチ-ズをたっぷり載せた「チ-ズ黒琥ラ-メン」(90香港ドル)も人気メニュ-。香港店専用のメニュ-である「純豆腐豚骨ラ-メン」(90香港ドル)は、純豆腐という名称の通り韓国料理のズンドゥブをヒントに作ったもの。中にアサリが入っており、そのうま味がス-プに染み出ている。「魚介豚骨つけ麺」(80香港ドル)などのつけ麺3種も用意する。
そのほか、「串盛り」(3本40ドル、5本70ドル)、「おでん盛り合わせ」(60ドル)、「ポテトフライ」(35ドル)、和風サラダ(50ドル)など居酒屋の定番メニュ-も多くそろえる。「1日200杯のラ-メンを売りたい」という。
営業時間は11時〜24時(金曜・土曜は翌3時まで、日曜は23時まで)。
(香港経済新聞)