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2013年06月12日[東京]

代官山に「九州パンケーキカフェ」−九州各地の素材を使ったパンケーキミックス使う

代官山に「九州パンケーキカフェ」−九州各地の素材を使ったパンケーキミックス使う

 代官山駅近くに5月23日、パンケーキ店「九州パンケーキカフェ」(渋谷区代官山町、TEL 03-6427-8272)がオープンした。経営はアップクオリティ(渋谷3)。

 一平(宮崎県宮崎市)が昨年末から販売している「九州パンケーキミックス」を使ったメニューを提供する同店。鹿児島産のサトウキビ、宮崎産の小麦粉、熊本産の黒米、佐賀産の発芽押し麦など九州の小麦・穀物を使った商品で、1年半ほどを費やして開発されたという。

 アップクオリティは国産農産物のマーケティング、販売促進事業を中心に、物販店舗の運営受託、飲食店のコンサルティング事業を展開。今回、同社泉川大社長の出身地でもある九州の農業振興を目指し、同店を出店した。

 東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始により埼玉方面からのアクセス向上を見込むほか、小さな子どもを連れたファミリー層が多く、子どもに「『生産者の顔が見える』食品を食べさせたいというニーズがあるのでは」と、代官山への出店を決めた。
 
 店舗面積は8坪で、席数は11席を用意。白を基調とした店内には木材の机や棚を配し「ナチュラル」に、カラフルな椅子を置き「ポップな印象」に仕上げた。店内の一角には物販コーナーを設け、九州パンケーキミックス(360円)や「くまモンクッキー」(300円)、「宮崎県産芋かりんと」(6種、各200円)、九州パンケーキミックス・くまモン牛乳・善太郎たまごのセット(600円)などを販売する。

 メニューは、自家製のカスタードクリーム、生クリーム、長崎産「さちのかいちご」を使ったソースと福岡産「あまおう」のアイスをトッピングした「長崎産さちのかいちごのアングレーズソース 福岡あまおうアイス添え」、目玉焼きとベーコンを載せたパンケーキに宮崎和牛のチリソースを添えた「宮崎和牛のチリソース 目玉焼きとベーコン添え」(以上1,280、ドリンク付き)。セットドリンクのコーヒーは同店専用に焙煎(ばいせん)された豆を店頭で挽(ひ)き、フレンチプレスで抽出。紅茶は無農薬九州産茶葉「やぶきた」を使う。現在の客単価は1,300円前後。

 オープン後は20〜30代が中心に来店。男女比は3対7程度。子ども連れやカップルの来店が多いという。

 営業時間は11時〜18時(金曜・土曜は19時まで)。

(シブヤ経済新聞)

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